北欧インテリアはなぜセンスがいい?

デンマークに来てもう一年が過ぎ、北欧で暮らす中で気づいたデンマークのインテリアについて書いてみます

デンマークに来て以来、建築家やインテリアデザイナー、クラフトマンから一般の方のまで、様々な家に招待してもらうことがありデンマークに住む方々が実際に生活している空間を体験しています

デンマーク人のセンスの良さはどこから来てる?

そうしてたくさんのおうちを見ていく中で本当にデンマークの人たちは空間へのこだわりが強く、そしてセンスがいいと感じます
デンマークで伺った家の中にはまるでインテリアの雑誌の中に入ってしまったようなそんな憧れる家も多くありました
そうしたセンスの良さはどこから来るのかでしょうか?

デンマークのホームパーティ文化と長い冬

デンマーク人のインテリアのセンスが磨かれてきた要因には様々あるようですが、私はまず2つ挙げてみたいと思います
それは文化的な背景と北欧の特徴的な環境です
まず1つ目の文化的背景とはデンマーク人は家に人を招いて過ごすことが好きということ、そして2つ目は北欧の冬は長くて暗いということです

レストランよりも家で時間を気にせず過ごしたい

デンマークではことあるごとに夕食に友人を招きます
私がデザイン事務所にいた6ヶ月の間に5−6回はデザイナーの自宅に友人とその家族を招いた夕食がありました
家には人が来ることが前提になっていて、家族よりも多くの人数が入る大きさのダイニングテーブルがあったり、椅子の数が多かったりするのは珍しくありません
人を招き、家をたくさんの人の目にさらすという機会が多いことがインテリアをより洗練したものにするモチベーションになっていることは確実です

日照時間7時間の冬を生きる

そして北欧の冬はとても長く、そして日照時間が短いのが特徴で、デンマークではそうした環境のなかで伝統的に冬の期間は家で過ごす時間が長くなり、インテリアを快適で過ごしやすくするという文化が育まれていきました

その二つの文化が醸成された結果として、洗練されつつも尖り過ぎず、快適でありながら美しいという二つを同時に叶えることができるようなセンスが育っているということが言えます

センスの良い空間を手にするには

北欧に学んで日本に住む私たちが取り込めることを考えてみたいと思います

3つのことを意識して暮らす

私が考える日本でもできることは3つあります

たくさんの良いものをみる
空間をプライベートとパブリックに明確に分ける
家に人を招いてみる

たくさんの良いものをみる

以前記事にもしましたが、ネット上でもショールームや雑貨店どんなものでもたくさんの情報に触れ、自分の理想や好き嫌い、どこが取り込めるのかを目的意識をもってみるとぼんやり眺めていた時とはまた違った見え方がしてくるはずです

デンマークでは学校や公園に絵画や彫刻などのアートや工芸品が飾られていたり、家にアートピースを置くことが当たり前だったりと小さな頃から芸術に触れる機会が多く、それが感性を磨く一助になっているように感じています

家に人を招いてみる

片付いていないから人を招けないという方も多くいると思いますが、私自身の実体験を踏まえていうと逆説的ですが、人を招かないとなかなか片付かず、人を招く場にはいつまで経ってもならないともいえます
人を招く習慣が家をより良い空間に変えてくれる力があると感じます
しかしいつでも人が来ても良いように家のすべてを綺麗に保つ、理想的ですが実際はほぼ不可能で、そんなことをしていたら疲れてしまうと思います
そこで次のパブリックとプライベートを空間で区別するという考えが活きてくると思います

空間をプライベートとパブリックに明確に分ける

デンマークでいくつかの家を訪問してわかったことは、すべての部屋が整って綺麗にされているわけではないということです
どういうことかというと、人目に付くキッチン、ダイニング、リビング、バスルームはパブリックスペース、逆に人目につかないベッドルームやストレージはプライベートスペースという具合に明確に分けて考えられています
パブリックスペースは、家具は少なめにして掃除しやすく片付けやすいようにコーディネイトされていて洗練された印象を、逆にプライベートスペースではものは比較して多めになっているのが一般的で実用性を重視しています
このようにメリハリをつけ、家全体を完璧にすることを目指さないことこれもまたインテリアを楽しむコツのようです

デンマークに学びインテリアを楽しんで暮らす

デンマークと日本では当然ですが、家の作りや大きさなど住環境は大きく異なりインテリアの雑誌に載っているような部屋をそのままコピーすることが叶いません
しかしエッセンスを抽出し、学べる部分を見つけそれを楽しみながら取り込んでいければよりよい空間、暮らしが手に入るのではないかと考えています

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